「ダークソウルシリーズって、何から始めるのがいいんだろう?」
このような迷いをお持ちのあなたへ、筆者は声を大にして言いたい——
ダークソウル3を楽しみたいなら、シリーズ1作目もやってほしい。
その理由は、世界観やボスの設定が何倍も楽しめるからです。
なぜそう思ったのか、
- 筆者が昔、ダークソウルに挫折した話
- 実際にプレイした感想(レビュー)
この二点を交えつつ、『ダークソウル』のプレイ体験を、語っていきたいと思います。
ちなみに、操作感やアクションの詳細な説明など、一般的なレビューは省いています。
ですので、「概要だけサクッと知りたい」方は、少し物足りないかもしれません。
しかし、
「なぜ、ダークソウルから始めた方がいいのか?」
「一度挫折したけど、もう一度チャレンジしたい!」
という方にとっては、背中を後押しできる内容だと思います。
ぜひ、最後までご覧ください!
学生時代、ダークソウルに挫折していた
「もう無理だ…」初めての死にゲーに、叩き潰される
「へぇ、アクションゲームか、ちょっと面白そう」
最初は、そのパッケージのダークな魅力にひかれて、『ダークソウル』を買いました。
でも実際プレイしてみたら、すぐ死んでしまう理不尽さに、全然楽しめなかったんです。
その結果、モチベが一気に下がってしまい、売ってしまいました。
この時が、ゲームで挫折を味わった初めての瞬間でしたね。
しかしこの作品、一度買いなおしてるんです。
「今ならいける気がする」——なぜかそんな自信がありました。
あきらめたゲームを買いなおしてしまう、そんな経験が意外にもあるんじゃないでしょうか?
それでもやっぱりダメで、「2度挫折した」苦い思い出だけが心に残ったわけですが…
そんな向いてない自分でも、時を経て再挑戦したくなった理由があったんです。
それが以下に続きます👇
それでも、再挑戦を決めた理由
他にも、死にゲーと呼ばれる作品を経験したからです。
具体的には、以下作品たちをクリアしてきました。
- ダークソウル2,3
- ブラッドボーン
- エルデンリング
死んで覚えるという、死にゲー本来の向き合い方を知った今なら、「いける」という確信があったんです。
しかも『ダークソウル』はシリーズ初期作。
「後発のブラボや3に比べたら、難易度はきっと越えてこないだろう」と思っていました。
昔の自分を超えた瞬間、そしてわかったこと
再挑戦した結果、無事『ダークソウル』をクリアすることができました。
かつて何度も叩きのめされたボス。
2度挫折を味わった原因の敵にも、あっけなく勝利することができたんです。
たとえば、こんな感じで工夫しながら戦っていました👇
-「ここはエリアの端っこまで行けば、有利に戦えるはず」
-「多少動きずらいけど、防御優先すればゴリ押しできるんじゃないか?」
こんなふうに考えながら進められたのも、
- 以前ここで何度も挑戦したけど挫折した
- 別の死にゲー作品を経験した
この2つがあったからこそ、冷静に対処できたのだと思ってます。
昔の挫折も、いま思えば、必要な経験だったのかもしれません。
そう思えるくらいには、自分も少しは成長できていたんだなと感じました。
そしてクリアを果たした今、私はこんな実感をしました。
本作とつながりのある『ダークソウル3』の感動は、この作品をプレイしたからこそ味わえるものだと。
なぜそう感じたのか?については、以下のメインレビューに続きます👇
【レビュー】ダークソウルでの感動、それは『3』への伏線でした
それでは、レビューをしていきます。
ちなみに、文中では『ダークソウル』を『1』と置き換えて表現しているので、そのあたりを念頭にしてご覧ください。
【驚き】3で見た”あの場所”が、1ではまったく違っていた
『ダークソウル3』で訪れた、暗くて荒れ果てた“あの場所”。
『1』をプレイしたことで、そこがかつて明るく人が住んでいた場所だったと知り、一度プレイを止めてしみじみとしてしまいました。
ダークソウルシリーズは、作品間で場所がつながっている──その驚きを、私は後から知ったのです。
まずは3初見プレイ時の話。
初めてたどり着いた”そのエリアは”、1でも登場する場所。
名前だけは、実況動画などで知っていたんです。
でも、実際に訪れた際には、思っていたよりも暗い場所でした。
具体的には、こんなところが目に入りましたね👇
–片隅には、人間とは思えないほど「巨大な遺体」
–松明がなければ、一歩も進めない建物の中
見るにも耐えないその空間に、ここが本当に「あの例のエリア?」と半信半疑のまま攻略を進めていたのです。
再挑戦を経て、本来のエリアに到着!
そして1の再挑戦で、やっと本来のエリアに到着。
そこで初めて、3で訪れたそのエリアとつながりがあることに気づいたんです。
たとえば、
- ボスに通じる大広間が、3とまったく一緒!
→ステンドガラスのデザインや階段の位置まで、瓜二つ - かつて遺体があった場所に、生きている人が!
→金づちを無心で振るう「巨人鍛冶屋」の姿!
ダークソウルの世界観って、いわば終わりを迎えようとしている世紀末状態。
でも、1の方が、確かにまだ明るさがあり、人が住んでいたであろう形跡も感じました。
つまり何がいいたいのかというと、
1と3両方体験することで、ただの攻略マップから「考察しがいのある場所」に変化するということ。
特にそのエリアに関しては、1~3の間で”すでに風化している”というギャップがあるので、「それまで何があったんだ?」という想像の余地が生まれるんです。
ネタバレになってしまうため、あいまいな表現ですが、プレイすればきっとこの意味が分かるはずです。
プレイした人だけがわかる、ボス戦でのリスペクト
『ダークソウル1』をクリアしたプレイヤーだけが、思わずニヤリとするサプライズ。
それが、『ダークソウル3』にはあります。
私は最初『3』からクリアしたので、そのときはまったく気づきませんでした。
それは、『ダークソウル3』で戦った、とあるボス。
当時は「強かったな~」くらいの印象で終わっていたのですが、のちにネットで、1作目のあるボスとの関係を知ってビックリ。
でもそれを知って、「そうだったんだー」くらいの感想でしかなかったんです。
そして、改めて『1』に再挑戦。
実際にそのボスを倒し、後から『3』のボス戦動画を見返すと……
一部の攻撃モーションが、まったく同じだったんです!
- 素早いとびかかりや、つかみ攻撃など
この動きを見て一瞬で、「モーション一緒だ!」と感じました。
自分の中で1と3のボスが自然と重なり、思わず鳥肌が立ちました。
これは、実際に戦ってみないと、絶対に気づけないポイント。
でもそれって、1をクリアしたことあるなら、絶対気づくことなんです。
だって、BGMまでしっかり1のオマージュ。
ここまで来ると、もう”意図的“であることは明らかですよね。
1をすごく楽しんだ人にとっては、「とてもうれしいことだろうな~」と思いました。
だって、その喜びをリアルタイムで感じられるのだから。
ここは重大なネタバレなので、多くは語りません。
ただ、あなたにはぜひ、「気づける側」のプレイヤーになってほしいと思います。
【まとめ】今だからこそ、この作品に触れてほしい
以上、今だからこそ語れる『ダークソウル』のレビューでした。
この記事を通して、筆者が一番伝えたいことは、「初見での感動をより深く味わってほしい」ということです。
ダークソウルシリーズをこれからプレイしていきたいという方は、ぜひこの『1』から始めてみて、続編での変化を楽しんでみてください。
きっとプレイしたからこそ気づける発見や感動があるはずです。
そして、一度挫折してしまった方。
無理にプレイしろとは言いません、しかし、この記事を読んで「もう一度挑戦してみようかな」そう思ってもらえたら幸いです。
あの時の私のように、もう一度だけ、再挑戦してみたいと思ったなら。
ぜひ『ダークソウル』の世界に、もう一度足を踏み入れてみてください。

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